犬のおまわりさん
童謡「犬のおまわりさん」を
聞く機会があり、
改めて、
その歌詞を
最後まで じっくりと見てみました。
すると、
この歌は、
私たちがよく知る、
「ただ鳴いてばかりいる子猫ちゃんを前にして、
犬のおまわりさんが困り果てて途方に暮れてしまう」
という1番の歌詞から
特に話が展開することもなく
終わってしまう、
ということを知りました。
いったい、どうして
このような歌詞が
思い浮かんだのでしょう。
私は、そのことが
すごく不思議に思われてきて、
少し想像力の翼を膨らませてみました。
以下の文章は、
ただ私が想像したものです。
おそらく
この歌の作詞者さんは、
「ただただ心細そうに泣き続ける子猫のそばに
やってきた親切な犬」
の光景を実際に目撃したのではないでしょうか。
その犬は、
鳴き続ける猫のために
いろいろしてあげたのかもしれません。
しかし、
子猫はいっこうに鳴きやみません。
ついに、
万策尽きはてた犬ではありますが、
それでも
子猫のそばを離れようとはしません。
いつまでも
子猫のそばに寄りそっています。
この一部始終を目撃した
作詞者さんは、
「何か美しいものを見たな」
と感じたのではないでしょうか。
確かに、
この犬は、
子猫がかかえていた問題を
何も解決してあげることはできませんでした。
しかし、
そんなことよりも
もっと大切な何かを
この犬は見せてくれたのではないでしょうか。
しばらくして
作詞者さんの頭の中に
「犬のおまわりさん」の歌詞が生まれました。
以上は、
ただ私が想像しただけのものにすぎないのですが、
一応、書いてみました。
いぬのおまわりさん 童謡(どうよう)日本の歌(にほんのうた)|♬まいごのまいごの こねこちゃん