元ひきこもりのブログ

2007年まで10年以上ひきこもっていました。
ひきこもっている時はまったく光が見えず 本当につらかったですが、人との出会いなど、様々な幸運に恵まれたおかげで 2008年に社会復帰できて以降、少しずつ活動の範囲を広げています。

現在ひきこもり中で、以前の私のように、外に出るのもつらいという人。
そのような人がこのブログを読んで 少しでも「大丈夫だ」と思っていただければ幸いです。

ひきこもり中、私は相当 絶望的な状態だったと思います。
そんな私でも、ひきこもりを脱することができたのですから、現在うまくいかない人も、きっかけさえつかめば 絶対になんとかなると思います。

「災害は忘れたころにやってくる」とは?

昨晩、
池上彰さんがニュースを解説する番組(テレビ朝日系列)を見ていて、
気になる箇所がありました。


それは、
池上さんが
「災害は忘れたころにやってくる」という格言を紹介されて、
災害は必ずしも人々が来ると予想したところに訪れるとは限らない、
人々の裏をかいて訪れることもある、
と発言したところです。


確か、池上さんは「裏をかいて」と言ったと思いますが、
私には、その言葉がひっかかったのです。


確かに、今回のような大地震は、
あらゆるものを破壊して、人々を苦しめます。


でも、だからといって、
大自然は決して人々の敵ではないと思うのです。


見方によっては、
人間と大自然は一体であるともいえるのですから、
大自然が人間の敵であるわけがありません。


それなのに「裏をかく」という表現を使ってしまうと、
まるで大自然に悪意があったように受け取られかねません。


もしかすると、ここまで深読みするのは私だけかもしれませんが、
気になったので、一応、書いておきます。


ちなみに私は、
「災害は忘れたころにやってくる」というのは、
人間の忘れやすさを戒める格言であると解釈しています。


地震は50年とか、100年という間隔をあけて起こるので、
「のどもと過ぎれば熱さを忘れる」ではありませんが、
どんなにつらい記憶であっても、時が経過するにつれて、
忘れていくということがあります。


ですから、それを防止するために、教育などで、
万一に備えて、準備をし続けなければならない、
という戒めが
「災害は忘れたころにやってくる」
という格言だと思うのです。


最後になりましたが、
今回の熊本地域を震源とする地震によって
被害に遭われた方々に対して心よりお見舞い申し上げたいと思います。


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自分にやさしく


女子カーリングの世界選手権で、
日本チームは初のメダルである
銀メダルを獲得したが、
最後の決勝で
スイスに敗れて
大会を終えたこともあり、
選手たちは悔しい表情を見せていた。


大会終了後に発せられた選手たちのコメントからも
「悔しい」という言葉が多く聞かれた。


この悔しさは、
選手たちのさらなる成長を促すものであるのかもしれない。


ただ、今後、
選手たちがこの大会を振り返ったときに、
悔しい気持ちしか思い出せないのであるとすれば、
それは、あまりにも自分に厳しすぎると思う。
やはり、「活躍したところ」と「失敗したところ」の
両方を思い出すのが自然なのではないか。




今の日本を見ていると、
結構、自分に厳しい人が多くいるように思う。
特に若い人にそのような傾向が目立つと私は感じる。


自分に厳しい人は、
自分がしたことの
悪い面にだけ目を向けて、
よい面をほとんど評価してあげようとしない。


だから、
自分に厳しい人は、
なかなか自分に自信を持つことができない。


先ほどのカーリングの選手にしても、
大会中、すごいプレーをたくさんしたはずである。
そういうところにも目を向けられるようになると、
人はもっと自分のことを好きになれるのではないか。


今の日本を見ると、
自分のことをあまり好きになれていない人が多くいるように感じる。


かくいう私も、そのような人間の一人であると思う。


対人緊張や視線恐怖症、ひきこもりで悩んでいるような人は、
このようなタイプの人間が多いのではないかと私は思う。


今の日本人は、
もっと自分自身をやさしい目で見るべきだと私は思う。


確かに、完璧な人間はいないので、
誰でも必ず後悔するようなことをしてしまう。
そして、そういうことに限って長く記憶にとどまるように感じる。


しかし、それだけではないはずである。
もっと冷静に自分自身を観察すると、
頑張った、よくやったと思えることも
たくさんしているはずである。
そういうところにも目を向けられるようになると、
もっと自分を好きになり、
さらに、
何かが好転していくように思うのだが、
いかがであろうか。


まずは私自身が、
もっと自分のことを好きになれるように
考え方を改めたい。


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「ノクターン」と浅田真央さん

Chopin - Nocturne op.9 No.2


↑ショパンの「ノクターン」を聞くと、
いまだにソチ五輪の浅田真央さんのSPを思い出します。


それほど、SPの浅田さんの演技は忘れられないものでした。


大切な五輪のSPにおいて、浅田さんは、
日本中の期待にこたえなければならないという思いが
強すぎたのではないでしょうか。
その上、運にも恵まれなかったようで、
浅田さんはミスを連発してしまいました。


私は、ただただ浅田さんが気の毒でなりませんでした。


その翌日のフリーの演技。


私は浅田さんの演技をテレビで見るかどうか悩みました。


なぜなら、この悪い流れのまま滑ったら、
また失敗する確率が高いのではないかと思ったからです。


そして、また失敗したとしたら、浅田さんは
どんな気持ちになるだろうかと考えると、
とても見ていられないと思ったのです。


しかし、浅田さんのフリーの時間が迫ってくると、
見ないと決断した、
私の気持ちは揺らいできました。


というのは、
浅田さんのファンの一人としては、
たとえ最も見たくないものが目の前に現れたとしても、
すべてを見届けなくてはならないのではないか、
という思いがわいてきたからです。


結局、私はテレビですべてを見届けることにしました。


演技の間、私は、完璧でなくてもいいから、
とにかく大きなミスなく演技を終えられることだけを
願っていました。


結果は、みなさんの知っている通りです。


演技後の、浅田さんの、あふれる感情を抑えきれない
というような表情が、
すべてを表しているのではないでしょうか。


あふれる感情の中には
喜怒哀楽のすべてが
含まれているのだと思いますが、
私は、その中に、
ほっとした安堵感を読み取りました。


↓本当にいいものを見せてもらいました。


Mao Asada 2014 Olympic FS US NBC 米NBC放送 日本語字幕付き



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