春はあけぼの
珍しく早起きして、ふと東の空を見ると、
その澄んだ美しさに
思わず目を奪われました。
そして、すぐに清少納言の『枕草子』の冒頭部分を思い出しました。
春はあけぼの
やうやう白くなりゆく山際
少し明かりて
紫だちたる雲の細くたなびきたる
この冒頭部分はあまりにも有名ですが、
ここで語られている景色を
こんなにじっくり見たのは初めてかもしれません。
一応、写真におさめました。
この写真には、
空の低いところを横に細長く伸びる
澄んだ紫の感じは出ていませんが、
実際は、
澄んだ紫が印象的でした。
平安時代に生きた清少納言も、
これと似た景色を眺めていたのかもしれませんね。
季節はもう春です。