機械と私
なかなか計画通りにいかないものである。
絶対に
これをしなければならない
と心から思っていることでも
ちょっとした気の緩みから
それをする時間を確保できなくなって
最後には
計画を見直さざるをえなくなるということが
私にはしょっちゅうある。
本当に
自分が情けない。
一方、
機械は
いつでも
冷静沈着で
なおかつ
完璧である。
そんな機械を見習って、
私も
機械のようであろうと
努力はする。
しかし
私は
やはり人間であって、機械ではないから
どうしても
機械のように
完璧でい続けることはできない。
そして
おそらく
人間である私は
これからも
やはり
挫折に挫折を
積み重ねていくことだろう。
しかし
それが
人間というものなのかもしれない。
そして
何度挫折しても
性懲りもせず
また立ち上がろうとするのも
やはり
同じ人間なのである。
これから
私は、
人間の弱い面ではなく
人間の強い面のほうに
できるだけ目を向けていくように
していきたいと思う。
私がひきこもりから脱するときに
いろいろと助けてくれた先生は
やろうと思ったことの
三分の二ができれば、
それで満足しなければならない
と
よくおっしゃっていた。
これも、
人間が
完璧な存在(=機械)ではないことを
前提とした
言葉なのかもしれない。
完璧を目指したらいけないのだ。