元ひきこもりのブログ

2007年まで10年以上ひきこもっていました。
ひきこもっている時はまったく光が見えず 本当につらかったですが、人との出会いなど、様々な幸運に恵まれたおかげで 2008年に社会復帰できて以降、少しずつ活動の範囲を広げています。

現在ひきこもり中で、以前の私のように、外に出るのもつらいという人。
そのような人がこのブログを読んで 少しでも「大丈夫だ」と思っていただければ幸いです。

ひきこもり中、私は相当 絶望的な状態だったと思います。
そんな私でも、ひきこもりを脱することができたのですから、現在うまくいかない人も、きっかけさえつかめば 絶対になんとかなると思います。

「フランダースの犬」を追憶する

フランダースの犬 エンディング 高画質

↑は、テレビアニメ「フランダースの犬」のエンディング曲です。


私は、このアニメを10年以上前に見たのだと思うが、
今でも時々思い出すことがある。
それほど、このアニメのラストは私にとって衝撃的だったのだ。


「フランダースの犬」は、
少年「ネロ」とその愛犬「パトラッシュ」の物語である。


ネロとパトラッシュは、
物語の最初から、とにかく人々からひどいあつかいを受け続ける。
しかも、それらは、本人の性質に起因するものではなく、
確か、差別とか偏見によるものであったと思うから
たまらない。


それでも、ネロとパトラッシュは、
人々や運命に怒りをぶつけるでもなく、
好きな絵を心の癒やしとして、前を向いて生き続ける。


当時、私は、この物語に対する予備知識がまったくなかったので、
おそらく最後には、人々はネロの健気さに気付き、ハッピーエンドを
迎えるのだろうと思っていた。
エンディング曲もハッピーエンドを思い起こさせるような明るさがあるし、
何より、物語とは、正しい行いはいつか報われることを表すものだと思っていたのである。


ところが、ネロとパトラッシュは、
何も報われることなく悲しい結末を迎えてしまう。
私は、あまりの救いのなさにぼう然とした。
ただ涙が止めどなく流れた。
だからこの世に宗教があるのだろうかとパッとひらめいたりもした。


そこに、このエンディング曲が流れるのだ。
まるで何事もなかったかのように。。


私は、最終回はエンディング曲がなかったほうがよかったのではないかと今でも思うが、
もし、制作者がこの落差まで意図してエンディング曲を流したのだとすれば、
それはそれですごいことだと思う。



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小春日和を満喫

今日は本当に暖かかった。
日ざしは11月らしいやわらかさなのだが、
体感温度は11月のそれではない。
これだけ暖かいと、
いつも通っている道も、
なんだか少し異空間のように感じる。
一瞬、夢の中を歩いているような錯覚に陥った。



ぽかぽかと暖かい中で見る紅葉も悪くない。



石に存在感があった。


暖かいからか、
少し紅葉もぼやけて見えるが、
これはこれでいい。



久しぶりに、のんびりと いい時間を過ごした。
さあ、そろそろ現実に戻るとしよう。



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芋煮会での失敗

10月18日の日曜日、広瀬川の河川敷での芋煮会に参加しました。
この日は快晴で、本当に仙台の10月中旬なのだろうかと疑うほど、暑かったです。
ですから、河川敷は芋煮をする人で一杯でした。外国人のかたも何人か見かけました。


芋煮は、石でかまどをつくり、下に薪を入れて火をたきます。
うちわで空気を送ってあげると、火の勢いが強まります。
だから、どのグループも常にうちわを動かしています。


ほぼできあがりました。
仙台味噌で味付けをしてくれたかたが料理上手なかたでしたので、
すごくおいしかったです。


と、ここまではよかったのですが、
この後、私は、思わぬ落とし穴にはまってしまいました。


そもそも私は、
今でこそ、大勢の人が集まる場所にも時には行くようになりましたが、
本当は、今でもこのような場所が苦手です。
やはり、どうしても、まだ緊張してしまうのです。


ですから、この日も、内心は、
午前から、何か失敗をしないかなと、
少しひやひやしていました。
しかし、ここまでは、特に大きな失敗もなく、
やれやれ、今日はどうやら無事に終われそうだと
油断したのがいけませんでした。


この後、
あろうことか、
締めのうどんの1玉分を地面に落としてしまったのです。


このグループの人たちは、みんな優しいので、
こんな私を責める人は一人もいませんでしたが、
それでも、申し訳なくて、なんだか落ち込みました。


やはり、私のような人間は、こんな晴れやかな場に出ないほうがいいのでしょうか。


こんなことがあった夜は、必ず、川島英五さんの「時代おくれ」を聞きます。


  目立たぬように はしゃがぬように
  似合わぬことは 無理をせず


この歌詞を見たとき、私にぴったりの曲だと思いました。


本当は、目立ったり、はしゃいだりすることが好きな自分もいるのですが、
人には、向き不向きというものがあります。
やはり、似合わぬことは、しないことにします。


時代おくれ、作詞は阿久悠さん、作曲は森田公一さんです。
河島英五:時代おくれ




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